眼底検査を受診される患者様へ
糖尿病網膜症やその他の眼底疾患の定期検査では、瞳を点眼液で開いて眼底をのぞいてみる精密眼底検査が必要になります。その際、瞳が開いた状態が3~4時間は続きます(個人の差はあります)。
自家用車で来院すると、すぐに運転して帰ることが難しくなりますし、大変危険です。
眼底検査を受けるつもりで来院する場合には、なるべく公共交通機関を利用してください。どうしても自家用車で来院する場合には、どなたか運転できるかたと一緒に来院して、その方に運転していただくようにしてください。または、数時間休んでお帰りいただくようにしてください。
初診の患者様で、眼底検査がどうしても必要になる場合もございます。飛蚊症(ひぶんしょう)といって、急に視界に多数の黒い点が飛んでみえる場合は、眼底に網膜裂孔が発生して、網膜はく離になりかかっている可能性があります。その場合、早く検査して網膜裂孔を診断しないと、網膜はく離が発症してしまいます。
後日眼底検査を受けに来たときには、すでに網膜はく離が発症して光凝固治療で対応できないこととなります。
当院では、網膜はく離の手術はできませんので、手術できる病院をご紹介することになります。飛蚊症が発症して、その日の夕方には網膜はく離になっていた患者様もおりますので、飛蚊症が発症したらなるべく早く眼底検査を受けることをお勧めいたします。