栗山さいとう眼科開業の趣旨・経緯
高齢化社会となった日本では、加齢に伴う白内障・緑内障・加齢黄斑変性症などは、ここ栗山町でも多く発生していて視力障害を抱えた患者様は増加している印象があります。地域的に農家の方が多く、高齢でもまだ働いて車を運転する機会が多いようです。
栗山日赤病院眼科に勤務してから、このような患者様がたくさん地域に存在することを目の当たりにしました。視力低下を自覚して受診。手術が必要な患者様が後を絶ちません。このような患者様は僕がこの地域に赴任するまでは遠く離れた眼科に行って手術を受けておりました。
今までの医師としての研修経験を生かし、この地域で長く眼科医として働いていくことを考え、5年間お世話になった栗山赤十字病院を退職し、開業を決意いたしました。
栗山さいとう眼科の理念
かかりやすい眼科医院をめざしスタッフ一同、患者様が安心・納得・満足して通院できるように努力します。
眼科領域の一般的な病気の診療を、患者様の意見を聞きながら、もっともその患者様によいと思われる方法で行いたいと思います。その際、地域の医療機関と連携して、出来るだけの治療を行います。ただし、専門性が高度になる病気に関しては、高次医療機関への紹介も積極的に行います。
栗山さいとう眼科の活動方針
栗山町を中心とする地域の眼科医療では、白内障・緑内障・加齢黄斑変性症・糖尿病網膜症・ドライアイ・アレルギー性結膜炎・なみだめ網膜裂孔などで受診する患者様が多く、これらの疾患へ対応する設備が必要になります。
当院では白内障の手術機器を設備し、日帰り手術のための回復室を3室用意しております。
緑内障の管理に必要な視野検査計、加齢黄斑変性症の管理に必要な最新の器械であるOCTを導入します。糖尿病網膜症・網膜裂孔への治療も可能なレーザー機器も備えます。ドライアイ・なみだ目への涙点プラグ挿入術・涙管シリコンチューブ挿入術も行います。いずれの治療も患者様のためを第一に考え、インフォームドコンセントを行います。
栗山赤十字病院勤務中には、土曜日診療・夜間診療が出来ませんでしたが、働き盛りの年齢の患者様の通院も考え、第1・3・5の金曜日に夜間診療、第2・4の土曜日には午前診療を開始します。
また、地域には必ずいる、高齢で寝たきりになってしまった患者様の眼科往診も少しずつしていきたいと思います。
(ただし あまり希望が殺到しますとほかの眼科診療に影響がでますので、すべての希望には添えないかもしれません。通院できる患者様はクリニックにいらしてください。)
時には、通院患者様全体への影響を考え、特定の患者様に当院での診療をお断りする場合もあると思いますが、ご了承ください。
(暴力行為や暴言など、勤務中にほかの患者様への悪影響があると思われる行為を過去にした患者様など)
それ以外の患者様には、なるべくかかりやすくするための予約診療を皆様方の意見を聞きながら導入していこうと思います。
体調が悪いので長い時間待てない患者様も多いことと思います。開院してすぐには予約制の導入は無理ですが、なるべく実現していきたいと思います。